ここで、私たちが提案する「アメニティ空間」の意義を述べましょう
しかし、これは商業ベースに乗った一方的に与えられる空間であり、本当に希望する空間でしょうか。若年層はもち論のこと、シルバー層になった人の第2の人生にとっても必要な空間は、自分の生活リズムにあった場所、又、人々と相互補助をしながら、かつプライバシーは確保されて生活することであり、そのうえ必要なサービス、必要な情報は自由に取り入れられる空間であり、緊急時には、緊急ネットワークの相互補助を受けられる空間が必要とされています。
第2の理由としては、従来の与えられたままのスケジュールや住まい方による生活ではなく、生き方や生活のスタイルを自分自身で考えて自由に築けるからです。
このような能動的な生き方は、若年層はもち論のこと、シルバー層になっても生きる張り合いをもたらすでしょう。
このように、「相互補助のあるアメニティ空間」は、従来の「分譲マンション」、「建て売り住宅」、「有料老人ホーム」など、という枠を破って、地域のコミニティと一体になった解放的な生活の場を提供します。